雨の中でのバイク ~アイアンマン70.3inセントレア②~
両足を豪快につらすという離れ業をやってのけたスイムから、両足と相談しながらある意味試練のトランジット。
何とかもう一度つらすことなく着替えを終えます。
笑顔のスタッフさんに荷物を預け、用(小)を足し、給水しエモンダ君の待つバイクラックを目指します。
(おまたせエモンダ君)
WAVE4でスタートした選手のバイクは残り少なく、自分の位置がどんなもんか想像つきます。
バイクで追い上げたいところですが、特別得意でも無い、「好きか嫌いか?」って聞かれたら「あまり好きでは無い」と答えてしまいそうなバイクなので(スイムとバイクがそんなに好きでは無いって、何故トライアスロンやってるんだ?という質問は無しで)両足も心配だし、まぁ様子見ながらということで出発。
今回は、スポーツドリンクだけ用意をして水はすぐにあるAIDで受け取る事に。
雨の中でお互い滑りやすいので、気をつけて水を受け取りました。
まずはおよそ16キロを4周回。
ここは、あまりアップダウンが無いのでペースが乱れることは少ないので、出来るだけ足を使ってしまわないようにペースを守って前を目指します。
つらかったのは、あまりペースが合う選手が居なかったこと。
明らかに早い人に抜かれていくか、遅めの人を抜かしてしまうか。
それでも、前に進むしかありません。
雨が顔に体に当たります。
寒いです。
両もも・ふくらはぎも心配なのですが、上半身が固まってくるのが分かります。
出来るだけ広い道に出たときに邪魔にならないように、肩や首を回します。
雨対策を何もしなかったことを後悔します、これも学びです。
補給にも気をつけました。
20キロに1回、出発前に作った塩カプセルを飲みます。
これです。
ただ、入れていたチャックの袋が大きくて取りにくいというハプニングが。
次回はもう少し取りやすい袋にして、取り出す練習もしておきたいと思います。
それから1時間に1回のマグオンも忘れずに。
あと、口寂しくなった時に用意しておいた、羊羹もとても美味しかったです。
そんな風に、気を紛らわせながらの4周回。
3周目には、静岡青年会議所からの仲間の榎戸くんに1周差を付けられたようで追い抜かれます。
榎木くんは、ゴールを「5時間29分」と私よりも1時間も早くゴールした強者。
「頑張ろうねー」とお互いを応援し合います。
そんなで何とか4周回を終え、残り25キロほど。
去年はここから苦労したのを思い出します。
「下ってカーブ、上ってUターン」みたいなコース。
まず、橋を渡ります。
この橋、雨だととても滑りそうなタイルの道。
下りなんて、氷の上を走っているかのよう(それは言い過ぎか)。
追い越し禁止という事もあり、指示に従ってゆっくりと渡っていきます。
渡った後、一つの問題が。トイレ(小)に行きたい。
前回は我慢してバイクのゴールまで頑張りましたが、今回は迷わず「次のAIDでトイレがあったら行く」と決めます。
身体中が冷えたり、固まっているのでストレッチをしたかったので。
すぐにトイレを発見、2人並んでいましたが関係ありません、待っている間に体を動かしてストレッチをしていれば良いと割り切って待ちます。
みなさん大の人が多いのかな、割と待ちました。
ロスの時間としては、およそ7分。
おかげであちこちとストレッチしながら動かせたので良しとします。
ここからバイクのゴールまでおよそ1時間、今年も苦労しそうだなと再スタートします。
ここからは、予想した通りの下ってカーブ、上ってUターン。
おまけにカーブでは減速の指示が出ますので、下りの勢いを上りに使うことは出来ません。
目の前やすぐ後ろでUターンで落車する人もいるので油断できません。
去年は、バイクのラストは「もう終わりか〜」などと余裕な気持ちでいましたが、今年は早く終わりたいの一心。
「ランの岩見が待ってるぞ〜」と、励ましながら。
ランでどれだけ走れるか分からないけど、最終のランの追い上げに期待しながら。
そんな気持ちの中、寒がりながらのバイクを終えました。
途中、トイレ休憩した割に、凍えながら、足に不安がありながらだと、思ったよりもマシだったかなという感想。
バイクのタイムは「3時間26分48秒」
去年が「3時間19分42秒」だったので、トイレ休憩分で同じ位か。
去年からの成長は無しでしたね、やっぱり。
バイクラックの前で沢山のボランティアさんが待っていてくれました。
私1人に3人くらい待ってくれているなかでバイクを預けて、最後の塩を飲んでランに向けての着替えをします。
今回、絶対に忘れないと思った事。
前回履きっぱなしでスタートしてしまった「バイクパンツ」を絶対に脱ぎ忘れないという事。
は、忘れませんでした。
ストレッチもしっかり行なって、ランに向かいます。
さぁ、追い上げるぞ〜。
の気持ちはありましたが、果たして。
続く。