落ち着いた前日準備と力不足なスイム ~アイアンマン70.3参戦日記 前編~
意外と緊張感無く過ごした、レースまでの日々。
「まぁ、どうにかなるだろう」という楽観的な私。
土曜日の準備も、楽しく行えました。
会場に行けば「アイアンマン」もしくは「アイアンマンを目指す人」ばかり。
みんな同じ目標持った人たちだから、話しかければすぐ友達になっちゃいます。
(アイアンキッズ)
午後には「アイアンキッズ」が行われていて、
子供たちの頑張る姿にとても癒やされました。
朝5時36分の「富士宮駅発」の電車に乗ってきた事もあり、
予定していた時間よりも、「選手説明会」の後の「選手受付」も早く終わった事が大きかった。
(夕飯にした、お魚美味しかったなぁ)
割とフラフラ楽しんでいましたが、20時過ぎには就寝準備が出来ました。
そして、すぐに寝付けるのが私のすごいところ。(自画自賛)
「緊張しているとか」「こんな早くに寝られない」
とかいうのは一切無いです。
そんなで4時起床、
4時20分には食事へ、
さすが、アイアンマンを目指す皆さん、
当然の様に、食堂に眠そうな顔をしている人はほとんど居ません。
過去に、某団体に所属していたときには、
「7時集合!」と言っても、
集まらなかったり、起きられなかったりした連中ばかりでした。
そりゃそうだ、目的が違いますもんね。
5時50分にはホテルに大きな荷物を預け、
スイムで使う荷物と、レース後に使うタオルや着替えを持って出発。
(バス乗り場へ)
(レース前でテンションだだ下がりの人)
到着後「トラッジッション1」の最終チェックをして、着替える場所に向かって歩いていると、
竹内先輩を発見!
「おーい!」と気安く手を振る私。
竹内先輩は常滑JCの歴代理事長で、
「ロング」の完走実績もある、素敵な先輩です。
*******************************
4月13日のブログ
「憧れの先輩に会って来ました」
********************************
(竹内先輩と奥様と)
「スイムアップをしないならば、ジョグ後に
50メートルを3本位を軽く追い込んで心拍上げておいた方が良いよ」
というありがたいアドバイスをもらい、忠実に実行する私。
私は「第4ウェーブ」8時15分のスタートなので、
8時には荷物を預けてスタートラインに向かうことになります。
(スタート前)
15分後の8時30分に力也さんがスタートするので、
どこまで、逃げられるかなぁ、って話をしていました。
正直なところ、スイムで追いつかれなければ良いかなって思っていました。
8時には、一つ前の第3ウェーブがスタート、
その後、5分間だけウォームアップが認められているので、
海につかりに行って、感覚だけつかみます。
「意外にいけるかも」
と思いましたが、私はいつもそう思うタチです。
レース前は、結構前向きです。
スイムの作戦は、
「決してバトルには入らずに、皆が行った後に後ろからスタートする」
スイムの力は、出場者の中でビリと思っているので、
何とか、制限時間の65分以内にスイムをゴールする為の作戦です。
「ファ~~」のスタートの後、ほぼ皆さんは一斉に海に向かうのですが、
私や、私と同じ作戦の皆さんは、トボトボと海に向かいます。
泳ぎ初めて最初に思ったこと、
「意外と海が濁っていて、海の中では隣の人が見えない」
まだ、経験が少ないので、他の人に接触すると、
「ヤバイッ!」
って思っちゃいます。
そして、少しでも離れて接触しないようにしてしまいます。
安心はしているのですが、自信は無いんですよね。
まだ、スイムは。
たしか、
折り返してチョットの所が「1km」だとレイアウトには書いてあったので、
そこまでで「25分」位で行ければ、
残り多少疲れていてもギリギリ行けるかなと思っていました。
しかし、そのおよそ1km地点で、(必死に)時計を見ると
「30分」
を過ぎてる・・・。
ヤバイ!!
しかも、折り返したら波が高くて体を持って行かれる。
前を見ようとしても、うまく見られない。
上下に体が揺れているのがすごく分かります。
「もっと穏やか」だって聞いていたのに~
と心の中で「ブーブー」言いながら、制限時間と戦いながら前に進みました。
疲労が出てきて、前を見る余裕は無いし、
見てもうまく前が見えないし、
スタッフには「もっと左~」って声を掛けられるわで。
もう必死。
でも、何とか「1.9km」を泳ぎ切り、時計を見ると
「49分・・秒」
「あれ」
思ったより全然速い・・・。
潮の影響かなと。
よく分かりませんが。
結局スイムは
「49分40秒」
「1013位」(男子1348人中)
でした。
ありがたかったのは、このタイムならばトランジットでゆっくり落ち着いて準備が出来る事。
一つ一つ確認しながら、バイクの準備をしていきます。
一気に書くのは大変なので「後編」に続きます。